スケッチを持参する前に知っておきたいこと
よくある普通の応援幕(横断幕)で試合の応援に行ってもなんだかパッとしない。ヘタをすると敵陣の応援団席の横断幕に見劣りしてしまう~。こんな気持ちや経験をもった方はいませんか?そうなれば応援団や、とりわけ応援団長としての面目は丸つぶれです。
それならオーダーメイドの応援幕を作ろうじゃないか~。しかし多くの方は、そこまで発想が及んだときに、ハタと気づくことがあるはず。「どうすればカッコいい、世界にたった1つのオリジナル幕が作れるのだろう」と。
もちろん素人なりにスケッチを描いて、それを専門のショップにもっていけばそれなりにやってくれます。しかしせっかくのオリジナル幕です。“それなりに”で妥協できますか?ある意味で応援幕は、応援団どうしの闘い、狼煙(のろし)のようなもの。やるからには絶対の迫力とオリジナリティが欲しいはずです。
そこで失敗しないオーダーメイドを勝ち取るために、知っておくべきコトは知っておきましょう。基本は、「自分たちはどんなスポーツを応援するのか、どんな規模の会場に応援に行くのか」といったところから始まります。
失敗しないオリジナル幕のサイズ
●野球やサッカーのように基本は屋外系のスポーツで、フィールドが広い場合は、大きな横断幕でもOK。(参考サイズ・価格/縦90㎝×横(長辺)300~360㎝、25,000~30,000円
●柔道・剣道、バスケットボール、相撲のように屋内系のスポーツの場合は、小さめの横断幕にする。(参考サイズ・価格/縦120㎝×横(長辺)180~200㎝、18,000~20,000円
満足度の高さはデザイナーのきめ細かさで決まる
オリジナル幕をスケッチの状態で専門ショップにもっていったとき、店のスタッフがプロであっても、こちらの意図をくみ取って作品にしてもらえるかどうか、それには格差があると言わざるを得ません。
スケッチどおりにキッチリ仕上げてしまうプロもいれば、気を利かせて目立たせるポイントやセオリーを教えてくれるプロもいます。また本番の印刷に入る前に、フルカラーでミニチュア版(サムネイル・ミニラフ)を印刷して見せてくれることも、本来であれば当たり前のプロセスです。
それを見ながら、修正を加え、より良いものに仕上げていけるのがオリジナル幕、オーダーメイドの良いところでもあります。気配りや配慮の行き届いたプロのいる専門ショップを選びましょう。
後悔しない専門店選びのポイント
●スケッチに基づくデザインや構成・確認をきめ細かくやってくれるか。
●専任の専属デザイナーか。外注に出すようなシステムになっていないか。
●オリジナル幕としてのセオリーやポイント、抜けている点を教えてくれるか。
●本番の印刷の前にミニチュア版で打ち合わせさせてくれるか。
●修正は何回まで応じてもらえるか(常識的には3回、4回目で印刷)
ホームページを検索して、制作の工程やアドバイスが細かく出ているショップなら間違いありません。「激安」とうたっている専門店では、プロセスを省かれたりするので要注意です。ロゴマークやロゴタイプ、校章や社章などを入れる場合は、忘れずに原本に近いものを持参しましょう。トレース代が別途になることもあります。